未来の自分へ送る退職エントリー

※退職エントリーと書いていますが、現在のものではなく未来のものです。

 

このたび5年後の未来である32歳でのコンサルティングファームからの独立・開業を決めました。

現在、26歳でコンサルティングファームに所属しており、事業戦略立案・事業開発に主に参画しています。日々の仕事がハードであることはもちろんですが、一方で達成感や成長の実感にあふれています。ただ、未来の自分は、下記のようなことを考え退職を決意するだろうと思い、5年後の自分の退職エントリーを書いておきます。

 

●退職する理由

・現在の仕事のやり方では永続性がない
 周囲を見ても、寿命を削り成果を挙げているのではないかと思うほど、睡眠時間を削り、ストレスを感じ仕事をしている方が多い印象です。生涯現役時代などといわれておりますが、この業態では65~70歳まで働くことは前提にできない。永続性がないところに長期でベットし続けることは、合理的ではないと考えます。

・大企業向け経営コンサルティングは成熟期
 大企業向けの経営コンサルティングは成熟期に突入しており、紋切り型のコンサルティングサービスを横展開することが勝ちパターンになっています。ただ果たして、それが自分の存在する価値なのか、というとYesとは言えないです。リソース制約的な中小企業にこそ戦略が必要であり、またコンサルティングイノベーションが必要だと考えます。

・中小企業にこそ戦略が必要
 現在所属するコンサルティングファームは一部上場企業を対象としていますが、一方で、中小企業にも問題がたくさんあると考えています。(私の父も中小企業の経営者であり、配偶者の父も同じです。)中小企業を対象としたほうが、私個人としては手触り感のあるサービスができると考えています。

・自分の時間を確保できない
 プライベートな話で恐縮ですが、30過ぎるまでに第一子が誕生する予定です。子供には自分の時間を注ぎたいと考えており、独立することが必要だと考えています。

 

上記の理由から、コンサルティングファームを退社し、32歳で独立することを決めました。それまでの期間は独立するまでの準備期間という位置づけにします。

 

準備期間の過ごし方は下記です。

①2019年~2021年(基礎スキル育成期)
・中小企業を対象としたサービス提供に必要なスキルの下地を作ります。具体的には、①日々の業務の中で、中小企業をターゲットとした際に転用可能なソリューションを構成するスキルを咀嚼・獲得すること、②サービス提供にあたり最低限必要な資格である中小企業診断士を獲得すること。

②2022年~2023年(差別化要素育成期)
・中小企業を対象としたコンサルティングサービスについて簡単に調べたのですが、すでにある程度の競合がいます。(それもコンサルティング会社だけでなく、会計事務所・法律事務所も含む)したがって、差別化要素の育成が必要であり、そこに絞ったサービスの整備を行います。
具体的には現在仮説的に2つです
Ⅰ中小企業オーナー向けの資産管理サービス
 →私は投資が趣味であり、投資家暦は約10年
Ⅱ事業開発サービス
 →財務・会計、ITが差別化の競合が多く、事業開発を行える競合は少ない

③2023~2025年(引合獲得・プレ立上期)
・独立前にある程度の引合が見込めたほうが、立上後安定稼動することが想像できるので、引合や顧客獲得チャネルを整備するとともに、プレでサービスを提供し、提供サービスと案件単価の見極めを行います。また、この時期に立上に参画してくれる信頼できる仲間を確保しておきたいと思っています。(多くて5人ぐらい)

 

大きくは上記のタイムスケジュールでいきたいと考えております。
あくまで計画に過ぎないですが、未来の自分に送る退職エントリーとして書いてみました。今後独立するまでの5年間、ブログを更新していきたいと思いますので、見守っていただけるとありがたいです。